現場で作業を行うにあたり、重要なのことは「作業の基本をしっかり守ること」そして「挨拶と報・連・相」です。基本的な心構えが安全確保や災害防止とどのように関連しているかをお伝えしたいと思います。
挨拶と体調の観察
朝、現場に出勤すると作業前の打ち合わせや、朝礼などで上司や同僚とコミュニケーションを取る場面があると思います。出勤・退勤の挨拶は、大切なコミュニケーションの場面です。しっかりと挨拶をするようこころがけましょう。
「いやいや、いまさら挨拶が大切だと言われなくてもわかる」と思われるかもしれませんが、現場の上司や同僚は一緒に働く仲間の健康状態や精神状態を気にかけているものです。実は、安全管理や健康管理の視点から「モーニング・インスペクト」というものがあります。これは、出勤してきたときの挨拶などから、当日の部下や同僚の体調等を観察することを言います。
すべての基本は挨拶からだと心得て、明るく挨拶するとともに同僚の挨拶や態度をよく観察し、体調に異変がないか気にかけることも大切です。
体調不良の状態では集中力が散漫になり、事故や災害に繋がるケースもあります。危険を事前回避する意味でも、自分自身だけでなく同僚の体調も観察することはとても大切です。
報告・連絡・相談
新人作業員のような、まだ現場に馴れていない場合はもちろんですが、現場経験を積み、ある程度の自己裁量がある場合も「◯◯まで作業が進捗している」「困ったことや判断に迷うことがある」ということが、自分だけ把握していて上司や同僚に明らかになっていないことが思わぬ事故に繋がることがあります。
例えば、作業機械の不具合に気づいていたにも関わらず、あと少しで作業終了となるため、誰にも報告せずにそのまま作業続行。その結果部品や商品を壊してしまった。
発注伝票を間違った業者に送付してしまったが、誰にも相談せずになんとか調整しようとした結果、対応が出来ずに大量の材料が届いてしまった。など、報告・連絡・相談を怠ったことにより問題が大きくなることは多くの現場で発生しています。
まとめ
どのような状況であっても「これはまずい!」と気づいた時点で、すみやかに報告・相談をすることです。問題が発生している時、問題の当事者は焦ってしまい冷静な対応ができないことは多くあります。冷静な判断が出来る上司や同僚に報告・相談をして適切な対処が取れるようにすることが何よりも重要です。
