現場で作業をしていると、協力業者や作業者、関係各所に連絡をして情報共有をすることが、頻繁に発生していると思います。この時に最も避けなければいけないのは連絡漏れや、内容が正しく伝わっていないことです。今回の記事では、現場責任者の方が関係各所に連絡が必要となった場合、最低限押さえておきたい6つのポイントをお伝えします。
①どの順序でどこに連絡するのかを事前に考えておく
例えば、あなたの部下の作業員が墜落して大ケガをした時、あなたはまずどこへ連絡しますか。人命尊重が最優先、救急車への連絡が1番目。2番目には元請事務所となるのが通常でしょう。事故・災害・トラブルが発生したその瞬間に慌てず適切な連絡対応をするために、トラブル時にどの順序でどこに連絡するかを事前に把握しておくことは大切です。
②関係者に漏れなく伝わるように配慮する
工事現場では、作業の変更はよく起こります。作業内容を変更するときは、元請との打ち合わせの上、全ての関係者へ連絡することが欠かせません。関係各所への連絡が漏れていたことで、作業変更を知らない作業員が危険箇所に接近して事故が発生することも多く見られます。
③事実のみを伝えること
協力業者等の関係者への連絡では、事実のみを伝え、自分の憶測や予測、主観は除いて伝えるようにします。
④連絡の基本順序
(1)題目(テーマ)
伝えたいことは何か、明確に示した上で内容に入っていきます
(2)内容(事実のみ)
伝えたいことの事実のみ伝えます
(3)影響度
伝える内容が、どのような影響を及ぼすかを簡潔に伝えます。例えば、足場などの解体をする場合においては、足場を使えなくなるだけでなく解体場所への立ち入りも禁止されることになるので、関係者への影響度はより大きくなります。これらの影響具合も併せて連絡します
(4)相手への依頼事項
相手に依頼したい事項について伝え、期限が必要なのであれば、それらも含めて伝えます
(5)時間・寸法・距離など数値を明確に伝える
連絡事項に、数値で連絡できること(時間・寸法・距離)がある場合は、しっかり明示して連絡することで勘違いなどを原因としたトラブルを防ぐことができます
(例)
× → 今日中に作業が終わります
〇 → 今日の17時頃作業が終わります
⑤相手に協力や譲歩をしてもらう必要がある場合は直接会って話をする
相手に協力や譲歩をしてもらう必要がある場面が現場では多く発生します。これらはメールやLINEなどで済ませてしまうことはトラブルの原因になります。
協力要請や譲歩など、相手と綿密な調整が必要な連絡事項に関しては必ず会って話をするように心がけます。工事の現場では、工程打ち合わせ、朝礼などで声をかける機会は多くあります。これらの機会をとらえて話しかけるようにします。
⑥重要な連絡事項は進捗状況を確認する
協力要請など重要な連絡をした側は、連絡をしたことを覚えています。しかし、連絡を受けた側は受けた内容を忘れてしまう事もあります。重要な連絡事項は連絡しっぱなしにせず、適切なタイミングで確認を入れる必要があります。
