工事の現場では、部下や専門業者、作業員から様々な報告が上がってきます。その際に、自分が責任を持って報告を受けられる体勢を準備しておくことは”効率、現場の安全”の観点からも非常に重要です。この記事では報告を受ける際の注意点を5つにまとめました。実際の現場で活かる内容ですので参考になさってください。
point1.耳の痛い情報も丁寧に扱う心構え
現場においては、悪い情報なども報告を受けなければいけないケースがあります。悪い情報は誰でも聞きたくないものですが、悪い情報ほど早く聞き出して対処をしないと、最悪の結果をもたらすこともあります。責任者は、作業員が悪い情報を言い出しやすいように気配りすることはとても重要です。悪い情報を言いやすくするには、作業員から悪い情報の報告を受けた時に、責めたり、威圧的な態度をしたり、頭ごなしに問い詰めたりしては絶対にいけません。このような態度をとることで、作業員は萎縮して悪い情報が上がってこなくなる可能性があります。
point2.忙しい時でも報告を受けられる姿勢を作っておく
どれだけ忙しい時でも、報告はいつでも受けられる姿勢を作っておくことは重要です。作業員は、現場責任者の仕事ぶりを非常に良く見ています。報告するタイミングも作業員なりに判断したタイミングで報告してきます。もし、作業員が報告に来たら、たとえ忙しい最中であったとしても、まず話を聞く姿勢を見せることが大切です。なお、作業員から報告を受ける際は途中で話を遮るようにことをせず、どうしても手が離せない場合は、報告概要を聞いた上で「今は、手が離せないので〇〇時にしっかりと話を聞きます。」と伝えて、後ほど落ち着いて報告を受けるようにします。
point3.報告を聞く時には表情に気を付ける(険しい顔をしない)
作業員が報告に来た際には、身構えたり、面倒そうな態度をしないで、できる限り気さくな態度を示します。そうすることで仮に悪い報告だったとしても、作業員も緊張せずに事実を報告してもらうことができます。
point4.報告しやすいような雰囲気を出す
正しい報告がしっかりされているかどうかは、工事の進捗に大きな影響があります。現場の責任者は、報告や相談がしやすい雰囲気を出すために、時には作業員に「進捗どうですか?」「何か作業をやりにくい点はないですか?」などの声かけをすることは大切です。作業員が「あとで報告しよう」と思っていたことも、声かけのタイミングで報告をしてくることも多々あります。
point5.作業員に考える習慣を持ってもらう
作業員からの報告は、作業の実施報告や完了報告が主だと思います。一方で作業の進め方や、安全への取り組みに関することの相談&報告ということもあります。このような報告事項に関しては、作業員に責任感を持ってもらうことと、スキルアップの観点も含めて、あえて自分でも考えてもらうようにします。「どうしたらいいですか?」と相談を受けた場合、すぐに結論を言わずに作業員自身に「どうしたら最善の方法か?」を考えるように促します。作業員が自分で考えることを促す積み重ねが、作業員の成長に繋がっていきます。
