事故や、災害の防止というと「作業手順」や「ルールの徹底」などを思い浮かべることが多いと思いますが、作業者同士のコミュニケーションをしっかりと取ることは安全作業上とても大事なことです。また、コミュニケーションを取ることで「聞いていなかった」「やっていなかった」などを防ぎ、作業効率も上がります。

現場の安全や安心はあいさつから

コミュニケーションの基本はあいさつです。一日の作業開始も現場の人たちとのあいさつから始まります。元気なあいさつが交わされる現場は活気があふれて明るくなります。しっかりと声を出してあいさつをすることで自分自身も元気が出てきます。また、作業者同士が声を掛け合ってお互いの体調の様子や行動などを把握することで、危険を予知したり現場のマナーが向上する効果も生まれます。

声をかけあって安全確保

しっかりとコミュニケーションを取れている現場では、不安全行動を見かけたときに「その行動は危険だ」という声もかけやすくなります。この声かけは、作業者同士が危険予知をしあって事故や災害防止に大きな効果をもたらします。現場には常に危険が伴います。仮に親しい間柄ではないといっても ”危険行動を見て見ぬふり” は許されません。まずは、あいさつで現場の人たちと良好なコミュニケーションを築くことが大切です。もし、危険な行動やケガをしそうな作業者を見かけたらたとえ他社の作業者であったとしても、すすんで声をかけて災害を防ぎましょう。