作業開始する前の注意

現場では作業開始前にいくつか決められていることがあると思います。ご自身が作業をする立場の方はもちろん、作業を監督する立場の方も作業者にどのように指導するかも含め再度、何のために様々な決まりがあるのかを振り返っていただければと思います。

①毎朝の安全朝礼では全員が作業の打ち合わせをおこないましょう
②体の調子を確認し、体調を整えるための体操をしましょう
③本日予定されている作業に対して、危険予知活動を行い全員がしっかりと認識できるようにコミュニケーションを取りましょう

作業時の服装や保護具について

工事の現場によっては、しっかりと保護具を身に付けることが義務付けられています。自分の安全を守るためにも、決められたものは必ず着用するようにします。

保護帽(ヘルメットなど)

墜落・転落や、物が上から落ちてくるときに備え、頭を守る保護帽(ヘルメット)は必ずかぶるようにします。

保護メガネ・マスク

作業に応じて保護メガネ、防塵・防毒マスク、その他必要に応じて保護具を使用します。

命綱

高所作業(2メートル以上)の時には、安全帯をつけて必ず命綱を使用します。

安全靴

重いものを取り扱う作業などの時には、足の怪我にも注意が必要です。必ず安全靴を履くようにします。

・原則として、現場内では必ずヘルメットをかぶる
・保護具の使用期限は厳守する
・保護具を勝手に改造しない
・保護具に損傷等がある場合は、速やかに交換すること

作業手順が必要なのはなぜか

作業手順とは何か

・ムダ、ムラ、ムリのない作業のやり方を決めたもの
・安全に、確実に、効率よく作業を進めていくための、最も良いと思われる作業の方法や順序のこと

作業手順の必要な時とはどんな時か

全ての作業で作業手順を明確にしておく必要がありますが、特に、危険な現場や危険が予測される作業、初めて着手する作業などでは、作業手順を十分に理解しておくことが大切です。

【作業手順が特に必要なケース】
①今までの作業と違った作業をする時
②足場の組み立て、鉄骨建方、高所での作業など危険が予測される現場
③クレーン作業等を含む、各職種と協力しての作業
④危険性の高い有害環境下における作業
⑤臨時作業および、臨時での作業変更

作業手順には改善も必要になる

・作業手順は、一度作成したら完成というわけではありません。特に、災害が発生した場合においては即座に作業手順書を見直し変更すると同時に、災害原因と今後の対策を明らかにする必要があります。
・作業手順の内容で使用する工具や機械などが変更されたり、作業環境に変更があった場合は手順書も必ず見直しをかけて、変更後の作業にあった内容で作り直す必要があります。