安全大会には式典(セレモニー)がつきものです。安全大会プログラムの中には、開会式や閉会式をはじめとして、様々なイベントが組み込まれます。その中でも式典部分は重要な役割を担っています。例えば開会式は、参加者全員に「今回の安全大会におけるテーマや、主催者のメッセージを明確にする」役割があり、参加者の意欲を高める効果が期待できます。

式典という言葉は、イベントや式全体を指す言葉として使用されますが、ここではイベント単位(開会式、表彰式、閉会式など)として扱います。

式典の基本的な考え方

式典のあり方について基本的な考え方を整理します。よくある式典のイメージとして、開会の挨拶や祝辞などをするイメージがあるのではないでしょうか。

ただ、決められたことを実施することが大切なわけではなく、「この式典は、どのような効果を期待して実施するのか」を明確にすることが一番重要です。

例えば、開会の挨拶ひとつをとっても漠然と企画・依頼するのではなく「期待する効果やテーマ」を練った上で企画することが大切です。

そもそも「誰に挨拶を依頼するのが最も適切か」や、場合によっては「テーマに沿った話をしてもらうよう依頼する」などを決めることで、ぐっと引き締まった安全大会を実現することができます。

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