大会開催の時間帯は意外と重要

安全大会はどの時間帯に行うことが最適なのでしょうか。私が今まで講演で関わらせていただいた企業さんの多くは業務終了後の夕方からや、1日の業務が落ちつきだす午後の早い時間帯に開催するのが一般的です。この記事ではより良い安全大会開催のための最適な時間帯や時間の長さをお伝えします。

安全大会は午前中に開催するのがオススメなわけ

午前中は1日の中で脳が最も活性化する時間帯です。参加者さんがしっかりと安全意識を認識するのには最適な時間帯と言えるでしょう。多くの安全大会は、できるだけ業務に支障がでないように午後や夕方に開催時間を設定しています。しかし、参加者さんはすでにひと仕事終えて疲れている時間帯でもあります。大会中に眠っている人が多いのも昼食後や夕方に多いのも仕方のないことかもしれません。午前中は1日の中で最も重要な時間帯だからこそ、あえて安全大会をこの時間帯に設定することをオススメします。

大人の集中力が持続するのは40分が限界

物事を進めていく上で集中力を発揮することはとても重要なことです。誰しも経験があると思いますが、集中しているときは仕事が素早く正確に片付いていきます。また、理解力が向上し、アイデアなども湧いてきやすくなります。しかし、残念ながら集中力は際限なく発揮できるものではなく、ごく短い時間で途切れてしまいます。大人の集中力の持続時間は40分(諸説あり)が限界と言われていますので、安全大会の進行においても40分〜60分程で休憩を入れることを念頭において進行を考えることで、メリハリの効いた大会進行となります。

まとめ

安全大会の開催時間や長さは、そもそも「安全大会をなぜ行うのか?」を考えると適切な答えが出てきます。「参加者さんに安全に関する適切な知識や、意識を持ってもらう。そのために最適な時間や環境を提供することが運営側の役目」ということになれば、参加者さんがより集中できる要点を押さえてスケジュールを組むことが良い安全大会の開催への秘訣だと思うのです。

  • 【開催時間帯】午前中の開催 → 最も脳が活性化する時間帯である
  • 【大会の長さ】2時間程度 → 休憩を1回〜2回挟めばしっかり集中できる時間

<追伸>ちなみに、私が参加させていただいた安全大会で印象深かったのは、午前10時から午後0時まで2時間の安全大会。帰る際には記念品ではなく、ちょっとだけ豪華なお弁当を参加者さんに配っていました。ちょうどお昼のお腹が減る時間に終了するので、参加者さんも喜んでいました。ハンバーグとえびフライを私も美味しく頂きました。

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